2025年02月07日
今、体育館の壁には、『跳び箱運動』の様々な技の写真や、その動画を見て自分の技に活かすためのQRコードが貼られています。本校の体育エキスパート教員が作成したものです。
5年生の単元『とび箱』のねらいは、「基本的な支持跳び越し技に取り組み、それぞれの技について、自分の能力に適した技にする。」ことです。動画の模範運動を参考に、自分なりに目標を立て、技を磨くことができるようになっています。
昨日の授業では、最初にこれまでの学習を振り返りながら、開脚跳びのポイントを①ふみ切り②着手③着地の順にみんなで出し合い、確認していました。子どもたちから出された意見を見て、体育エキスパート教員からの「すばらしい!バッチリです!!」という称賛を受けた子どもたち。張り切って、ウォーミングアップに取り組みました。
ウォーミングアップでは、踏み切りのタイミングや着手の場所、着地の美しさを意識しながら、まずは跳び越すのではなく跳び箱の上に跳び乗るという練習に取り組みました。「手の場所どこだっけ?」「もう少し奥だよ!」と、友達同士声を掛け合って、アドバイスし合う姿が素敵でした。
実際の開脚跳びの技の練習場面では、跳び箱の横にフラフープが置かれ、そこに前に跳んだ友達が立って特等席から次の友達の技を見て、授業の最初に確認したポイントをもとにアドバイスをしたり、いいところを褒めたりしていました。体育エキスパート教員は、こういう学び合いの取組を低学年の段階から積み重ねていくことで、より質の高い助言を交わすことのできる力をつけていきたいというねらいをもって、位置づけています。
友達から声をかけてもらうことでより自信を高め、安心できる雰囲気の中で前向きに挑戦する子どもたちの姿が眩しい、そんな5年生の『とび箱』の授業でした。